私たち株式会社日本貿易保険(NEXI)は、日本企業の輸出、投資、融資といった国境を超えるビジネスに、保険を提供している政府系の金融機関です。民間の通常の保険ではカバーできないリスクを引き受けることで、国際的な事業を行う日本企業を支援しています。
NEXIは2001年に経済産業省から分離し、独立行政法人として設立されました。2017年には日本政府が全額出資する株式会社となり、組織体制も強化し、より自律的な運営を目指しています。
2015年度から新卒者の採用を始めて以来、今では新卒で入社した方が職員数の4割を占めるまでになりました。20歳代の職員が多い職場だけに人材育成に力を入れており、学びの機会を多く設けています。貿易保険事業は、リスクを引き受けて中長期的に安定した運営を行うというシンプルなものですが、銀行や商社といたお客様のビジネスが多岐にわたること、事業規模に比して少ない人数で運営していることから、職員には高い専門性と広い視座が求められます。入社後は、3年程度でジョブローテションを行い、いくつかの分野を経験し視野を広げてもらっています。また、経済産業省等の省庁、政府系機関、国際機関、民間企業など各方面に出向の機会を作り、社内とは違った学びを提供しています。業務経験と研修の両輪で、個々の職員が成長できるように考えています。
私たちの仕事は、国際ビジネスを担う日本企業があって成り立つものです。そのため、相手のこと、つまり相手の取引や立場に深い関心を寄せることができる人に来てほしいと思います。
そして、「日本企業の挑戦を支える」ために今何ができるか、という問いの答えを、私たちはいつも探しています。貿易保険を引き受けることだけに留まらず、日本企業のビジネスのフロンティアを拡げるために模索してくれる人と、ぜひ一緒に働きたいと思っています。
どのような道に進めば良いのか、何が自分に向いているのか。考えれば考えるほど分からなくなり、思うようにいかない状況に焦りを感じ、自信を失うこともあるかもしれません。就職活動をしていた頃の私がまさにそうでした。それでも、必死に自分と向き合い続ける中で見出した私なりの答えは、どんな選択をしたとしても、自らがその選択を正解にしていけば良い、ということです。そう思えたとき、直観的にこれだと思う方へと一歩踏み出すことができ、そこから道が拓けていったように感じます。
どのような人になりたいのか、何に心を惹かれるのか。ぜひ皆さん自身の心の声に耳をすましてみてください。答えは自分の中にあるはずです。そして、自分にはその答えを正解にしていく力があるのだと信じて、勇気を持って前に進んでみてください。
飾ることなく、臆することなく、皆さん一人一人がありのままの姿で輝ける場所を見出すことができるよう、心から願っています。そして、その場所がNEXIであれば、とても嬉しく思います。