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日本貿易保険(NEXI)とSUEK社との協力のための覚書の締結について
~サンクトペテルブルグ国際経済フォーラム~

 NEXIは、2019年6月6日~8日にかけてロシア連邦(以下、ロシア)サンクトペテルブルグにて開催された、第23回サンクトペテルブルク国際経済フォーラム(SPIEF)の機会を捉えて、ロシア最大の石炭生産・輸出企業であるJoint Stock Company Siberian Coal Energy Company (SUEK社)との間で、協力覚書(MOU:Memorandum of Understanding)を締結しました。

フォーラムの概要

 同フォーラムはプーチン大統領のイニシアチブの下で、1997年より毎年サンクトペテルブルグ市で開催されているロシア最大規模の経済フォーラムで、今回で23回目の開催となりました。同フォーラムはロシアへの投資を促すことが目的であり、会場内は企業ブースと多数の商談スペースが設置されていました。
 NEXIは、昨年、公的機関が行う自国企業の海外ビジネスの支援(投資・融資・輸出促進・情報提供等)をテーマとするパネルディスカッションにパネリストとして初めて同フォーラムに参加し、今年で2回目の出席となります。
 同フォーラムでは毎年全体会合というセッションがあり、そこに直前まで公表されないサプライズゲストが登場することが恒例となっており、昨年第22回フォーラムではフランスのマクロン大統領、23回目の今年は中国から習近平国家主席が参加しました。

MOUの狙いと概要

 本覚書は、今後の本邦企業によるSUEK社との取引拡大を効果的に支援すべく、両社の経験及び専門性を相互に活用できる情報交換の枠組みを構築することや潜在的な本邦企業との協業プロジェクト特定を目的としています。また、こうした関係を通じて日本とロシアの関係強化につながることも期待されています。

【協力覚書の調印式前】
協力覚書の調印式前
(関経済産業副大臣(左端)、仲田副社長、上月駐ロシア日本国特命全権大使(右端)、SUEK関係者)
(写真:NEXI撮影)

【展示・商談ブース】
展示・商談ブース
(企業だけでなく自治体も投資呼び込みのため出展)
(写真:NEXI撮影)

MOUの調印

 2019年6月6日、同フォーラムの機会を捉え、関経済産業副大臣ご臨席の下、SPIEF会場内の調印ホールにおいて、SUEK社のラシェフスキーCEOと弊社仲田副社長との間でMOUの調印が行われました。

仲田副社長(左)とSUEK社のラシェフスキーCEO(右)
仲田副社長(左)とSUEK社のラシェフスキーCEO(右)
(写真:NEXI撮影)

関経済産業副大臣(左)と仲田副社長(中心)とSUEK社のラシェフスキーCEO(右)
(関経済産業副大臣(左)と仲田副社長(中心)とSUEK社のラシェフスキーCEO(右))
(写真:NEXI撮影)

 調印式直前に日露関係者が挨拶を交わした際、関経済産業副大臣、上月駐ロシア日本国特命全権大使、仲田副社長に対して、SUEK側がNEXI及び株式会社国際協力銀行(JBIC)によるファイナンス支援に対する感謝と日露間の経済協力の重要性に言及し、大変和やかな雰囲気の中、調印が行われました。
 NEXIは今後とも、こうした協力関係を世界で一つ一つ積み重ねていくことにより、日系企業の皆様の世界各国での事業展開を積極的に支援してまいります。

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