チュニジア／太陽光発電事業（再保険の引受）-多数国間投資保証機関（MIGA）との協力案件

　株式会社日本貿易保険（NEXI：代表取締役社長　黒田篤郎）は、今般チュニジアにおいて豊田通商株式会社のグループ会社のAEOLUS SAS がノルウェーのSCATEC ASAと共同で行う太陽光発電事業（以下、本プロジェクト）にかかる投資について、世界銀行グループの多数国間投資保証機関（MIGA：Multilateral Investment Guarantee Agency）からの再保険の引受を決定いたしました。

　NEXIは、これまでもMIGAと共同で、本邦企業の参画するプロジェクトに対する投融資について保険引受を実施して参りました 。また、2020年にはMIGAとの間で発展途上国向けの投資に係る協力協定を締結し 、本年5月に当該協定を更新しております 。本件は、同協定更新後の第１号案件となります。

　本プロジェクトは、AEOLUS SASがSCATEC ASAグループと協同でチュニジアに設立した合弁会社を通じ、同国内にて太陽光発電事業を営むものであり、NEXIはAEOLUS SASによる出資部分について再保険を引き受けます。

　なお、本プロジェクトはチュニジア政府がエネルギー安全保障の強化、経済の強靭化、環境保護を目的に2010年に策定（2015年、2022年に改正）した「チュニジア太陽エネルギー計画（Plan Solaire Tunisien）」の主旨に沿った案件であり、同国の持続可能な成長、およびアフリカ開発会議（TICAD）が掲げる質の高い成長に資する案件となります。加えて、2022年にチュニジア政府が2030年に向けて策定した国家エネルギー転換戦略で掲げている「再生可能エネルギーでの発電量拡大、太陽光発電シェアの引き上げ」への貢献が期待でき、同国の脱炭素化にも資するプロジェクトとなります。

　NEXIは、今後も日本の政策金融機関として、本邦企業によるアフリカ地域における事業展開及び海外での脱炭素化の実現を積極的に支援してまいります。

お問い合わせ先　　営業第一部　投資保険第一グループ　Tel: 03-3512-7668

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