2016年度決算の概要
1. 損益計算書
・経常収益
2016年度は、17,261百万円を計上し、前年度比2,094百万円減(10.8%減)となりました。これは、大型のプロジェクトの保険引受が一段落したこと等によるものです。
・経常費用
2016年度は、9,649百万円を計上し、前年度比3,513百万円減(26.7%減)となりました。
これは、中長期案件の引受減少により未経過保険料である責任準備金の繰入が前年度比1,305百万円減(38.8%減)となったこと等によるものです。
・経常利益
2016年度は、7,612百万円を計上し、前年度比1,419百万円増(22.9%増)となりました。
・特別利益/損失
2016年度の特別利益は、被出資債権に関する利息収入及び貸倒引当金戻入により24,569百万円を計上し、前年度比8,117百万円減(24.8%減)となりました。特別損失は、前年度より為替差損の計上が少なかったこと等により、181百万円を計上して前年度比525百万円減(74.4%減)となりました。
・当期総利益
2016年度は前年度比6,174百万円減(16.2%減)となる31,999百万円の当期総利益を計上いたしました。
2. 貸借対照表
・資産の部
2016年度末現在の資産合計は、573,948百万円を計上し、前年度比119,663百万円増(26.3%増)となりました。これは、現金及び預金が前年度比83,090百万円増(525.1%増)、有価証券が同19,333百万円増(5.5%増)、保険代位債権が同2,389百万円減(1.1%減)、保険代位債権等の評価額が同3,424百万円増(2.4%増)、未収保険料が同18,649百万円増(266.5%増)、再保険貸が同2,398百万円減(84.1%減)となったこと等によります。
・負債の部
2016年度末現在の負債合計は、76,511百万円を計上し、前年度比22,089百万円増(40.6%増)となりました。これは、支払備金が前年度比414百万円増(29.9%増)、責任準備金が同2,058百万円増(5.9%増)、再保険借が同19,220百万円増(286.9%増)、前受保険料が同3,629百万円減(65.4%減)、預り金が5,058百万円増(84300.0%増)等によるものです。
・純資産の部
2016年度末現在の純資産合計は、497,438百万円を計上し、前年度比97,575百万円増(24.4%増)となりました。
3. キャッシュ・フロー計算書
・業務活動によるキャッシュ・フロー
2016年度は、34,367百万円を計上し、前年度比3,024百万円増となりました。これは回収金による収入が多かったこと、保険金支払が少なかったこと等によります。
・投資活動によるキャッシュ・フロー
2016年度は、△21,280百万円を計上し、前年度比6,662百万円増となりました。これは、定期預金等の取崩による収入がなかったこと、有価証券の取得による支出が減少したこと等によります。
・財務活動によるキャッシュ・フロー
2016年度は、65,000百万円を計上し、前年度比65,000百万円増となりました。これは増資による収入によるものです。
2016年度 財務諸表
- 貸借対照表 (PDFファイル/86KB)
- 損益計算書( PDFファイル/95KB)
- キャッシュフロー計算書 (PDFファイル/91KB)
- 行政サービス実施コスト計算書 (PDFファイル/87KB)
- 注記 (PDFファイル/326KB)
- 利益の処分に関する書類 (PDFファイル/34KB)
- 附属明細書 (PDFファイル/206KB)
- 決算報告書 (PDFファイル/65KB)
- 監査報告書 (PDFファイル/147KB)
- 監査役会による監査報告書 (PDFファイル/739KB)