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LNG 産消会議 2018 での岡田常務取締役の講演について


2018年10月24日

株式会社日本貿易保険

 10 月 22 日に名古屋で開催された LNG 産消会議20181のセッション 6「LNGの供給をどう確保するのか?」の中で、岡田常務取締役が、NEXIのLNG Value Chainにおけるこれまでの支援実績を紹介するとともに、LNG Value Chainへの継続的支援を行う一環として、10月23日にプレス発表しました「資源エネルギー総合保険の適用対象の拡大に係る制度改正について~LNG関連プロジェクトに対する取組強化~」(https://www.nexi.go.jp/topics/system/2018102202.html)について紹介いたしました。

 NEXIはこれまで、LNG液化プロジェクトについて本邦向けの引取契約を前提として支援検討してきましたが、昨今のLNG取引形態の変化等に鑑み、本邦事業者による本邦向けの引取契約がない場合でも、いざという時に日本に持ち込まれる蓋然性が高いと判断できる案件、また、アジアでのLNG需要増大を背景とする、本邦企業によるアジアでのLNG輸入インフラ案件への投資及びアジア地域へのLNGの販売機会の拡大等のマーケット変化を踏まえ、東・東南アジアにおけるLNG輸入インフラ案件(LNG受入ターミナル案件及びFSRU(Floating Storage Regasification Unit))について、資源エネルギー総合保険の適用対象とすることを紹介しました。

 また、その後実施されたディスカッションでは、NEXI/JBICに加え、供給者(Cheniere Energy、Chevron)、需要者(PGNiG(ポーランド石油ガス会社)、トレーダー(Vitol)等の多様な参加者とともに、LNGの販売契約期間及び販売価格指標の多様化と、斯様な変化を続けているLNGマーケットへのファイナンス支援の在り方等について活発な議論を行いました。

 NEXIは今後も、我が国の資源エネルギーの安定供給に資する案件を積極的に支援すべく、資源の特性や取引慣行の変化等を踏まえ柔軟に支援検討してまいります。

(お問い合わせ先)
営業第二部資源第一グループ TEL 03-3512-7672



1 本会議は、生産国・消費国が LNGの長期的な需給見通しの共有と取引市場の透明化に向けた連携を図るプラットフォームとして、 2012 年より毎年開催。7回目の開催となる今年は名古屋で開催。これまで、 閣僚級を含め、世界 30ヶ国・地域から1,000 名以上が集い、LNG の市場が抱える課題や、より透明かつ持続可能な市場としていくために生産者や消費者がとるべき行動について、積極的な議論が行われてきた。目下の LNG 市場の変化と今後の同市場の適切な発 展の重要性を踏まえ、産ガス国、消費国双方の政府機関を含む LNG 市場の生産者、消費者、その他のビジネス関係者が最新の動向について認識を共有した上で、今後のLNG市場の発展に向けた議論を深める場として重要な会議。

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