文字サイズ

トピックス

2016年11月制度改正


2016年10月27日

独立行政法人 日本貿易保険(NEXI)

11月1日付けで、以下の制度改正を行うこととしましたのでお知らせします。

印刷はこちらから

Ⅰ. 劣後ローン及び優先株に対する塡補範囲の拡大

この度、独立行政法人日本貿易保険では、「質の高いインフラパートナーシップのフォローアップ」において発表されたNEXIの機能強化への対応として、メザニン(劣後ローン、優先株)の填補範囲の拡大を行います。

従来は非常危険(カントリーリスク、天災リスク等)をカバーしていたものを、それらに加え、信用危険(事業破綻による投資先企業の破産リスク)についても新たに特約にて塡補します。
ご利用の対象者は、当該事業の経営に関与していない者であることが条件となります。

劣後ローンについては、海外事業資金貸付保険(資源エネルギー総合保険B特約又は劣後ローン特約)、優先株については海外投資(株式等)保険でのお引き受けとなります。お引き受けにあたっては、非常危険とセットでの付保を条件とし、個別案件ごとに審査の上、お引き受けの可否及び諸条件を決定いたします。信用危険の程度に応じ、1~8までの案件格付が適用され、当該格付けに応じた信用保険料(年払)が適用されます。

本制度のご利用にあたっては内諾が必要となりますので、お早めにご相談ください。

Ⅱ. 海外投資保険の制度改善

  1. (1) 証券統合に係る制度の要件緩和
    証券統合(同一投資における複数保険契約の一本化)の手続きにおいて、現状は最も古い保険契約を存続契約(統合先証券)としているところ、お客様が存続契約を任意で選択いただくことを可能とします。
  2. (2) 事業撤退に係る保険契約の解約
    保険の対象事業について、正式な事業撤退判断が行われた後であれば、株式譲渡や会社清算の完了前であっても、保険契約の解約を可能とします。
  3. (3) 保険の目的のみへの担保権設定に係る手続きの簡素化
    保険の目的のみに担保権が設定され、保険金請求権には担保権が設定されない場合は、被保険者(スポンサー)単体による申請及び通知とし、担保権者の記名捺印は不要とします。
  4. (4) 送金リスク不てん補料率の引き下げ
    劣後ローン案件について、送金リスクを不てん補とする場合の料率を、海外投資保険の同カバー料率にあわせ、引き下げします。

Ⅲ. その他

  1. (1) OCRシートによる保険申込等手続きの廃止
    お客様の保険申込等手続きの事務負担軽減及び効率化のためOCRシート及びフロッピーディスクによる保険申込等手続きを廃止いたします。これに伴い、現在、OCRシートを利用して頂いているお客様には、Web申請サービス、Excelツールを用いた電子メールによる保険申込等手続きをご案内いたします。
  2. (2) 保険金請求書類の明確化等
    各手続細則において、保険金請求時提出書類の表を作成又は記載を変更し、保険金請求にあたりお客様よりご提出いただく書類(未決済額を確認できる書類、保険事故を確認できる書類など)をより明確化しました。特に、保険事故を確認できる書類については、事故の内容に応じ必要となる書類がわかるよう、填補事由ごとに必要書類を列挙する形としています。


<新旧表>
新旧表は こちらをご覧ください。

    <お問い合わせ先>
  1. Ⅰ. 劣後ローン及び優先株に対する塡補範囲の拡大
    本店 営業第二部 管理グループ
    TEL 03-3512-7675
  2. Ⅱ. 海外投資保険の制度改善
    本店 営業第一部 投資保険・引受グループ
    TEL 03-3512-7668
  3. Ⅲ. その他
    1. (1) OCRシートによる保険申込等手続きの廃止
      【企業総合保険・設備財包括保険】
      本店 営業第一部 包括保険グループ
      TEL 03-3512-7664/7667

      【輸出手形保険】
      本店 営業第一部 お客様総合支援グループ
      TEL 03-3512-7563

    2. (2) 保険金請求書類の簡素化等
      本店 債権業務部 査定グループ
      TEL 03-3512-7663
前のページへ戻る
ページの先頭へ