モンゴル国/新ウランバートル国際空港運営事業案件(海外投資保険の引受)
株式会社日本貿易保険
株式会社日本貿易保険(NEXI:代表取締役社長 黒田篤郎)は、モンゴル国(以下、モンゴル)において三菱商事株式会社(以下、三菱商事)、成田国際空港株式会社(以下、NAA)、日本空港ビルデング株式会社(以下、日本空港ビル)、及び株式会社JALUX(以下、JALUX)がモンゴル政府と共同で行う国際空港運営事業(以下、本プロジェクト)に関し、三菱商事、NAA、日本空港ビル、及びJALUXによる投資に対する海外投資(株式等)保険の引受を決定いたしました。
本プロジェクトは、三菱商事、NAA、日本空港ビル、JALUXの本邦4社が、モンゴル政府との合弁で設立したNew Ulaanbaatar International Airport LLCを通じて、新ウランバートル国際空港(正式名称:チンギスハーン国際空港、以下、新空港)の運営を15年に亘り行うものです。モンゴルにおいて政治・経済・商業の重要拠点である首都ウランバートルを中心に中長期的な成長が見込まれている中で、モンゴル政府は新空港を北東アジアの旅客や貨物輸送のハブとする極めて重要なインフラとして位置付けており、本プロジェクトにより観光や流通等、モンゴルの発展への貢献が期待できます。
新空港の運営においては、国内外において空港事業含め多数のインフラプロジェクトに携わった三菱商事、日本の2大空港である成田国際空港を運営するNAAと羽田空港の旅客ターミナルを運営する日本空港ビル、国内外の空港におけるリテール事業や海外での空港運営実績を持つJALUXの4社の知見を活かし、安全性を最優先としつつ、利便性の向上を図ります。こうした取り組みは、日本政府が推進する「インフラシステム海外展開戦略2025」の趣旨に合致するものです。
また、国土交通省の支援のもとNAAが海外の空港運営に参画する初のプロジェクトであり、新空港の建設は独立行政法人国際協力機構(JICA)による円借款によって実施されていること、NEXIの海外投資保険による支援もあわせて、日本政府として一体的な支援を行っており、新空港は、日本・モンゴルの二国間協力の新たな象徴となります。
NEXIは、今後も日本の政策金融機関として、本邦企業による海外事業展開を積極的に支援してまいります。
(ご参考)
被保険者 | 三菱商事株式会社、成田国際空港株式会社、日本空港ビルデング株式会社、 株式会社JALUX |
最終投資先 | New Ulaanbaatar International Airport LLC |
てん補範囲・付保率 | 非常危険100% |
保険責任期間 | 15年間 |
お問い合わせ先 営業第一部 投資保険第二グループ Tel:03-3512-7600