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トピックス

ブラジル連邦共和国/Louis Dreyfus Company Brasil S.A.向け長期運転資金貸付(融資保険の引受)


2019年12月10日

株式会社日本貿易保険

 株式会社日本貿易保険(NEXI:代表取締役社長 黒田篤郎)は、ブラジル連邦共和国(以下、ブラジル)の大手穀物商社であるLouis Dreyfus Company Brasil S.A.(LDC Brazil)向け長期運転資金貸付に対して、保険の引受を決定いたしました。

 LDC Brazilは、1851年創業の穀物メジャーであるLouis Dreyfus Companyグループのブラジル子会社として1942年に設立されました。LDC Brazilは我が国食料安全保障上の重要物資である大豆やトウモロコシをはじめ、砂糖、米、綿花、コーヒー、ジュース等多岐にわたる農産物を集荷、加工、販売しています。ブラジルは大豆の輸出量で世界第1位、トウモロコシの輸出量で世界第2位を占める一大食料輸出国であり、中でも同社は綿花及び米ではブラジル国内最大、大豆等の油糧種子やトウモロコシ、コーヒーにおいても国内最大級の輸出規模を誇る大手食料企業です。

 日本政府が掲げる「インフラシステム輸出戦略(経協インフラ戦略会議決定 令和元年度改訂版)」では、「国民への食料の安定供給のため、世界全体の農業生産の増大、農業投資の増大とともに、必要な輸入については、その安定化、多角化を図る観点から、官民連携により、中南米等を対象に、大豆やトウモロコシ等の調達の取組の強化や我が国からの海外農業投資を促進するための方策を検討」することが明記されています。本件はこの戦略を具体化するもので、今回の融資を契機に本邦企業との取引の促進が図られ、LDC Brazilが扱うブラジル産の油糧種子である大豆や飼料穀物であるトウモロコシ等を輸入する機会が増え、取引量も増加し本邦企業の調達先の多角化に資するものです。

 NEXIは、今後も日本の政策金融機関として、我が国の食料安定調達に資する案件を積極的に支援してまいります。


(ご参考)
被保険者 シティバンク、エヌ・エイ東京支店
BNPパリバ銀行東京支店
アイエヌジーバンク エヌ・ヴイ 東京支店
信金中央金庫
コメルツ銀行東京支店
株式会社京都銀行
株式会社常陽銀行
保険価額 180百万米ドル
保険責任期間 5年
てん補範囲・付保率 非常危険:100%、信用危険:90%

お問い合わせ先  営業第二部 インフラストラクチャーグループ Tel: 03-3512-7674

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