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トピックス

タイ王国/発電事業者向け出資案件(海外投資保険の引受)


2019年7月12日

株式会社日本貿易保険

 株式会社日本貿易保険(NEXI:代表取締役社長 黒田篤郎)は、九州電力株式会社(九州電力)が子会社経由で行うタイ王国(以下、タイ)の大手発電事業者Electricity Generating Public Company Limited(EGCO社) への出資について、海外投資(株式等)保険の引受を決定いたしました。

 九州電力は同社100%出資の子会社経由で、EGCO社の株式の約24%を保有するTEPDIA Generating B.V.の持分25%を、三菱商事株式会社(三菱商事)から取得することにより、EGCO社の株式の約6%を間接的に取得しました。

 EGCO社は、タイを中心に6カ国において27の発電資産(持分出力ベースで約515万kW)を保有しており、アジアでも有数の成長企業の一つです。大型火力に加え、水力、太陽光、風力、地熱等の再生可能エネルギーの開発にも力を入れており、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいる企業です。九州電力は、これまで国内外で培った技術・ノウハウを活かし、三菱商事及び株式会社JERAとともに、EGCO社の更なる成長及びアジアの電気事業の発展に貢献することを目指しています。

 本件はユーティリティ企業の海外展開を支援するものです。NEXIは、今後も日本の政策金融機関として、本邦企業による海外事業展開を積極的に支援してまいります。


(ご参考)

被保険者 株式会社キューデン・インターナショナル(九州電力100%子会社)
てん補範囲・付保率 非常危険95%

お問い合わせ先  営業第一部 投資保険・引受グループ Tel: 03-3512-7668


1 EGCO社は1992年にタイ発電公社(Electricity Generating Authority of Thailand)により設立され、1995年にタイ証券取引所に上場。2006年から三菱商事株式会社、2011年から東京電力株式会社(現在、株式会社JERAが承継)が各々経営に参画。

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