インドネシア共和国/ポリエチレン製造プラント建設プロジェクト向け輸出案件に対する融資保険の引受
2018年12月17日
株式会社日本貿易保険
株式会社日本貿易保険(NEXI:代表取締役社長 板東一彦)は、インドネシア共和国(以下、インドネシア)最大の石油化学会社チャンドラアスリ・ペトロケミカル(CAP)が行うポリエチレン製造プラント建設プロジェクト向けの融資に対して、保険の引受を決定いたしました。
本プロジェクトは、CAP社がインドネシアジャワ島西部チレゴンの同社石油化学コンプレックス内にポリエチレン製造プラント(年産40万トン)を新設するもので、東洋エンジニアリング株式会社(TOYO)がグループ子会社とともに同プラントの建設について一括受注しています。本プロジェクト向け本邦輸出に係る代金等に当てられる資金について、株式会社国際協力銀行(JBIC)及びビー・エヌ・ピー・パリバ銀行東京支店(BNPパリバ銀行)が融資総額172百万ドルを行い、NEXIがこのうちBNPパリバ銀行の融資額68.8百万ドルに対し保険を引き受けます。
インドネシアでは経済成長に伴い、石油化学製品に対する需要の増加が見込まれており、同国最大の石油化学会社であるCAPが生産設備の新設・拡張を進めています。またTOYOはCAP向けに1990年代にエチレン製造設備、2000年代後半にはブタジエン製造設備、エチレン生産能力増強プロジェクト等を受注した実績があり、今後の更なる協働も見込まれています。
NEXIは、今後とも日本の政策金融機関として、本邦企業による輸出を積極的に支援してまいります。
融資先 | PT Chandra Asri Petrochemical Tbk(”CAP”) |
保険価額 | 約69百万ドル |
保険責任期間 | 約8年 |
てん補範囲・付保率 | 非常危険100%、信用危険95% |