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日本貿易保険(NEXI)と豪外務貿易省(DFAT)/オーストラリア輸出信用機関(EFIC)との3者間協力のための覚書締結について


2018年11月19日

株式会社日本貿易保険

 株式会社社日本貿易保険(NEXI:代表取締役社長 板東一彦)は、オーストラリア外務貿易省(DFAT, Australian’s Department of Foreign Affairs and Trade)とオーストラリアの輸出信用機関(ECA)であるEfic(the Export Finance and Insurance Corporation)の三者間で、協力覚書(MOU:MEMORANDUM OF UNDERSTANDING ON COOPERATION)を締結しました。

 本MOUは11月16日、日豪首脳会談が開催された機会を捉え、オーストラリア・ダーウィンにて締結し、同日文書交換式がパーラメントハウスにて、安倍首相、モリソン首相のご臨席の下で開催されました。文書交換式には、MOUの署名者である弊社岡田常務とフランシス・アダムソンDFAT次官が出席し、世耕経済産業大臣とバーミンガム貿易観光投資大臣の間で文書の交換が行われました。

文書交換式の様子

文書交換式の様子
(日本側:中央から)安倍首相、世耕経済産業大臣、NEXI 岡田常務
(豪側:中央から)モリソン首相、バーミンガム貿易観光投資大臣、DFAT アダムソン次官
出典:首相官邸ホームページ(http://www.kantei.go.jp/jp/terms.html)より

 世界のインフラ整備の需要は、特にアジアを中心に一層高まることが予想されております。今般のMOUの狙いは、こうした状況下において、質の高いインフラ輸出の考えに沿うプロジェクトや再生可能エネルギーをはじめ世界的潮流である環境保全と経済成長を両立させるプロジェクトの組成に向け、オーストラリア外務貿易省及び豪輸出信用機関EficとNEXIが連携する枠組みを構築することにあります。

 こうした協力枠組みを通じて、古くから多くの価値観を共有する日豪両国の政府関係機関が、強力なパートナーとして、成長著しいアジア・太平洋州の旺盛なインフラ需要に対して、高いレベルの労働・環境面等の標準に基づき、責任あるインフラ開発の推進を支援することは、インド太平洋地域の安定と発展に大きく貢献し、国際社会の平和と安定及び繁栄の確保を目指すとの日豪両国政府の方針に沿った取組です。

 NEXIはEficと2005年に再保険協定を締結したほか、パプアニューギニアでのLNGプロジェクトやイクシスLNGプロジェクトをEficと協調して支援してまいりました。これまで築いたNEXIとEficの関係をベースにDFATも加えて、協力に向けた協議を進めてまいります。

 NEXIは今後とも、他国・地域の政府、関係金融機関との連携を深めることにより、本邦企業の海外における事業展開を積極的に支援してまいります。

<覚書の主な内容>

インド太平洋地域において、日豪企業が協働する、質の高いインフラ輸出に資する案件や再生可能エネルギープロジェクトをはじめとした環境保全と経済成長の両立を目指すグリーン成長案件の発掘、円滑なサポートに向けた三者間の協議

<DFAT概要>

外務貿易省  
外務大臣 Marise Payne
貿易観光投資大臣 Simon Birmingham

<EFIC概要>

設立年 1991年
所在地 シドニー他
株主 政府100%出資
従業員数 約100名

<お問い合わせ先>

政策連携グループ Tel:03-3512-7456

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