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インドネシア共和国/Jawa 1 LNG to Powerプロジェクト(融資保険の引受)


2018年10月22日

株式会社日本貿易保険

 株式会社日本貿易保険(NEXI:代表取締役社長 板東一彦)は、丸紅株式会社、双日株式会社、PT Pertamina (Persero)(以下、プルタミナ)他が出資するPT Jawa Satu Power及び株式会社商船三井や前述3社他が出資するPT Jawa Satu Regas(以下、各プロジェクト会社)がインドネシア共和国(以下、インドネシア)においてガス焚火力発電及び浮体式LNG貯蔵・再ガス化設備(以下、FSRU)を建設・運営するプロジェクトへの民間金融機関からの融資に対し、保険の引受を決定いたしました。なお、本件は発電事業と液化天然ガス(以下、LNG)関連事業を一体として開発するいわゆるLNG to Power事業向けプロジェクトファイナンス案件としては、アジア初の成立案件であると同時に、NEXIとしても初の保険引受となります。

 本件は、各プロジェクト会社が、インドネシア西ジャワ州において、2021年の運転開始を目指し発電容量1,760 MWのガス火力発電所及び貯蔵容量170,000m³のFSRUを建設し、25年間にわたりインドネシア国営電力公社PT PLN (Persero)に対して売電するものです。融資期間にわたり、丸紅株式会社が発電事業において、株式会社商船三井がFSRU事業において、世界各地で培ったその豊富な事業経験を活かし各プロジェクト会社の操業を側面支援します。本邦の高い技術力やノウハウ、資金力を活用する本件は、日本政府が推進する「質の高いインフラパートナーシップ」の趣旨に合致するものです。

 日本政府は、アジアにおけるLNG利用拡大の支援を表明しており、本邦企業がLNGの貯蔵・再ガス化に関与する本プロジェクトに対する融資保険の引受は、こうした日本政府の施策にも合致するものです。

 また、本件は米国General Electric社製のガスタービン等を採用しており、日米政府が進める日米経済対話における日米インフラ共同案件としても位置付けられており、加えて「自由で開かれたインド太平洋戦略」に沿った案件でもあります。

 さらに、NEXIとプルタミナは、日本とインドネシア間の貿易や投資を促進するための協力体制強化を目的として、2015年12月に覚書(MOU)を締結しており1 、本件は当該MOUの下での第1号案件になります。

 本融資は、株式会社国際協力銀行(JBIC)、株式会社みずほ銀行、株式会社三菱UFJ銀行、オーバーシー・チャイニーズ銀行、クレディ・アグリコル銀行東京支店、ソシエテ・ジェネラル銀行東京支店他による協調融資であり、NEXIはこのうち民間金融機関の融資(総額403百万米ドル)に対し保険を引き受けます。

 また、NEXIはスポンサーのうちの一社である双日株式会社が差し入れる、プラント建設資金に係る民間金融機関の各プロジェクト会社向け融資(エクイティ・ブリッジローン)に対する保証債務に対し、保険引受を予定しています(プラント完工後は保証債務がスポンサー出資金に転換するため、残りの事業期間にわたり投資に係る保険を引受予定です。)。

 インドネシアは、経済成長に伴い増加する電力需要に対応するため、35 GWの新規電源を開発する計画を推進しています。本プロジェクトは最新鋭の高効率ガスタービンを導入するものであり、NEXIが本事業資金をファイナンス面より支援することにより、今後の本邦企業の同国における事業拡大や環境負荷の低い高効率火力発電事業における国際競争力の維持・向上、ひいては同国の社会や経済の発展に寄与することが期待されます。

 NEXIは、今後も日本の政策金融機関として、本邦企業の海外事業拡大を積極的に支援してまいります。

(ご参考)
海外事業資金貸付(貸付金債権等)保険
融資先 PT Jawa Satu Power
PT Jawa Satu Regas
被保険者 株式会社みずほ銀行、株式会社三菱UFJ銀行、オーバーシー・チャイニーズ銀行、クレディ・アグリコル銀行東京支店、ソシエテ・ジェネラル銀行東京支店
保険価額 総額403百万米ドル
保険責任期間 21年
てん補範囲・付保率 非常危険100%、信用危険90%

お問い合わせ先  営業第ニ部 電力グループ Tel: 03-3512-7340
営業第一部 投資保険・引受グループ Tel:03-3512-7668



1 NEXIとプルタミナの協力のための覚書の締結については、2015年12月21日付トピックス(ニュースリリース)をご覧ください。

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