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ブラジル連邦共和国/Mero鉱区向けFPSOプロジェクトにかかる保険の引受


2018年7月30日

株式会社日本貿易保険

 株式会社日本貿易保険(NEXI: 代表取締役社長 板東一彦)は、三井海洋開発株式会社(MODEC)が三井物産株式会社、株式会社商船三井、丸紅株式会社及び株式会社三井E&Sホ-ルディングスとともにオランダ王国に設立するFPSO1保有会社Libra MV31 B.V. (MV31)を通じて、ブラジル連邦共和国(以下、ブラジル)国営石油会社Petróleo Brasileiro S.A.(Petrobras)が率いるLibraコンソーシアム2向けにFPSO1隻を長期傭船するプロジェクトにかかる融資に対して、保険の引受を決定いたしました。

 本プロジェクトは、MODECがMero鉱区(リオデジャネイロ沖約180km、海底下約5,000mのプレソルト層)向けにFPSO(生産能力:原油18万バーレル/日、ガス424百万立方フィート/日、貯蔵能力約140万バーレル)を建造し、MV31が22年間にわたり、Petrobrasが率いるLibraコンソーシアムに対して傭船サービス(リース及び運転・保守点検等のオペレーション)の提供を行うものです。

 NEXIは、MV31がプロジェクトファイナンスにより調達する約995百万ドルのうち、アイエヌジーバンク エヌ・ヴイ 東京支店、株式会社三菱UFJ銀行、株式会社三井住友銀行、株式会社みずほ銀行及びソシエテジェネラル銀行 東京支店による融資の一部(総額約249百万ドル)に対して、保険を適用します。なお、本件は株式会社国際協力銀行(JBIC)も本プロジェクトへの融資を決定しています。

 NEXIは今後とも本邦企業の海外事業展開を積極的に支援していく方針です。


(ご参考)
被保険者 アイエヌジーバンク エヌ・ヴイ東京支店、株式会社三菱UFJ銀行、株式会社三井住友銀行、株式会社みずほ銀行及びソシエテジェネラル銀行 東京支店
保険価額 約249百万米ドル
保険責任期間 14年
填補範囲 非常危険100%、信用危険90%

お問い合わせ先   営業第二部 資源第一グループ Tel: 03-3512-7670



1 FPSO: Floating Production, Storage and Offloading systemの略。浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備

2 Libra コンソーシアム:ペトロブラス社がオペレーターを務めるMero(メロ)鉱区(旧Libra鉱区)の権益を保有する、ペトロブラス社(40%)、Shell(20%)、Total(20%)、CNPC(10%)及びCNOOC(10%)により組成されるコンソーシアム

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