インドネシア共和国/Kalselteng 2石炭火力発電所プロジェクト(融資保険の引受)
2017年6月21日
株式会社 日本貿易保険
株式会社日本貿易保険(NEXI:代表取締役社長 板東一彦)は、インドネシア共和国(以下、インドネシア)国営電力会社PT. PLN (Persero)がインドネシアカリマンタン島南カリマンタンにおける既存石炭火力発電所(65MW×4基)の拡張案件として石炭火力発電所(100MW×2基)を追設するプロジェクトへの本邦民間金融機関からの融資に対し保険の引受を決定いたしました。
本件は、伊藤忠商事株式会社を中心としたコンソーシアムがEPC契約を受注し、富士電機株式会社製の蒸気タービン発電機、株式会社IHI製のボイラーを含む石炭火力発電設備一式を納入、2020年の運転開始を目指すものです。この購入資金について株式会社国際協力銀行(JBIC)、株式会社三菱東京UFJ銀行(三菱東京UFJ銀行)が融資を行い、NEXIはこのうち三菱東京UFJ銀行の融資に対し保険を引き受けます。
インドネシアは、経済成長に伴い急増する電力需要に対応するため、35GWの新規電源を開発する計画を推進しています。同計画の一環と位置付けられる本件において、NEXIが本邦機器の輸出をファイナンス面より支援することにより、今後の本邦企業の同国における事業機会の拡大、ひいては国際競争力の維持・向上につながることが期待されます。
NEXIは、今後とも日本の政策金融機関として、本邦企業による輸出を積極的に支援してまいります。
融資先 | インドネシア国営電力会社PT. PLN (Persero) |
被保険者 | 株式会社三菱東京UFJ銀行 |
保険価額 | 68億円+36百万米ドル |
保険責任期間 | 約8年 |
てん補範囲・付保率 | 非常危険100%、信用危険100% |
お問い合わせ先 営業第二部 電力グループ Tel: 03-3512-7202