文字サイズ

トピックス

インドネシア/Jawa2 ガス複合火力発電所プロジェクト(融資保険の引受)


2016年10月21日

独立行政法人 日本貿易保険(NEXI)

 独立行政法人日本貿易保険(NEXI)は、インドネシア国営電力会社PT. PLN (Persero) (以下「PLN」)がインドネシア ジャワ島 首都ジャカルタ中心部から北東約10kmに位置する港湾都市タンジュンプリオク(Tanjung Priok)発電所敷地内にガス複合火力発電所(800MW)を建設するプロジェクトへの市中金融機関からの融資に対し保険の引受を決定いたしました。本融資保険に関しては、本年3月引受済みのインドネシア/ロンタール超々臨界圧石炭火力発電所プロジェクトに続き、インドネシア政府保証のないPLN向け融資に対する保険の引受を行うものです。

 NEXIは、昨年5月に安倍総理が発表した「質の高いインフラパートナーシップ」の実現に向けた機能強化の一環として、本年4月、サブソブリンリスクの引受方針の明確化(サブソブリン対応保険)について公表しています(http://nexi.go.jp/topics/cover/2016033004.html)。本件は、同方針公表以降、政府保証のないサブソブリン向け融資に対する保険を引き受ける初めての案件です。


 本件は、2018年の運転開始を目指すもので、発電所の建設資金について株式会社国際協力銀行(JBIC)、株式会社三菱東京UFJ銀行(幹事行)、株式会社みずほ銀行及びオーストラリア・ニュージーランド銀行が融資を行い、NEXIはこのうち市中行3行の融資に対し保険を引き受けます。


 インドネシアは、経済成長に伴い急増する電力需要に対応するため2015年から2019年までに35GWの新規電源を開発する計画を推進しています。同計画の一環と位置付けられる本件において、NEXIが本邦機器の輸出をファイナンス面より支援することにより、今後の本邦企業の同国における事業機会の拡大、ひいては国際競争力の維持・向上につながることが期待されます。


 NEXIは、今後とも日本の輸出信用機関として本邦企業による輸出を積極的に支援していく方針です。


(ご参考)
融資先 インドネシア国営電力会社PT. PLN (Persero)
金融機関 株式会社三菱東京UFJ銀行(幹事行)、株式会社みずほ銀行、オーストラリア・ニュージーランド銀行
保険金額 127億円+18百万米ドル相当
保険期間 約7年
付保率 非常危険100%、信用危険100%

 お問い合わせ先          営業第ニ部 Tel: 03-3512-7202

前のページへ戻る
ページの先頭へ