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トピックス

スリランカ/複合火力発電IPP事業会社への投資案件(海外投資保険の引受)


2016年2月2日

独立行政法人 日本貿易保険(NEXI)

独立行政法人日本貿易保険(NEXI)は、スリランカにおける双日株式会社(以下、「双日」)の出資に対する海外投資保険の引受を決定致しました。

双日は米国の大手電力事業会社AES Corporationの子会社を通じて、スリランカ民主社会主義共和国(以下、「スリランカ」)の火力発電事業会社AES Kelanitissa Private Limited(以下、「AESK」)の株式90%を取得しました。

AESKは2003年よりコロンボ近郊のウェランピティヤ地区にて163MWの複合火力発電所運営を開始し、スリランカ電力庁(Ceylon Electricity Board)に対して長期販売契約に基づき電力を販売しています。NEXIは、事業地国であるスリランカの非常危険に加え、電力長期販売契約にかかる契約違反リスクについてもてん補します。双日が手掛けるスリランカにおける発電事業の海外投資保険の引受はAsia Power Private Limitedが運営する50MW火力発電事業に続き2件目となります。

スリランカでは近年の安定的な経済成長を背景に、今後も電力需要は年率約6%程度の増加が見込まれています。同国では、全体の発電設備容量3,932MWの約35%を水力発電に依存しているため、乾期の電力不足が問題となっており、機動性の高い火力発電所の普及が求められています。本プロジェクトは、人口約2,100万人の同国のピーク電力需要(約2,000MW)の約7%を担う火力発電であり、双日が持つ発電事業運営、運転管理・保守点検の知見を導入することにより、同国の電力安定供給に貢献するものです。

NEXIは、今後も日本の公的金融機関として、本邦企業の事業拡大に寄与するプロジェクトを積極的に支援してまいります。


(ご参考)
保険種 海外投資保険
被保険者 双日株式会社
最終投資先 AES Kelanitissa Private Limited
てん補範囲・付保率 非常危険95%
保険責任期間 8年

お問い合わせ先 営業第一部 Tel:03-3512-7668

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