10月1日からの新サービスのお知らせ
独立行政法人 日本貿易保険(NEXI)
1.海外投資保険
海外投資保険が、より使いやすく、より大きな安心を提供する保険に生まれ変わります。
(主な改善項目)
- 既投資案件の引受(2002年10月1日から1年間のみ。)
- テロ、天災等による損失を基本リスクとしててん補
- 外国政府等による契約違反リスク、政策変更リスクの引受
- 第三国向け再投資案件の引受
- 保険期間、保険金額の設定の弾力化
- 保険事故査定方法の明確化
- 手続きの簡素化(仮申込み制度の廃止等)
2.ソブリン案件100%てん補
ソブリン案件(B/Cのみ)については、欠け目なく100%てん補することとします。
具体的には、ソブリン直貸し又はソブリンL/G案件の貿易一般保険(B/Cのみ)について、損失が発生した場合、全て非常危険として100%てん補します(個別証券毎に特約を添付いたします。)。
3.ウクライナ、ヴェトナム等24ヶ国 引受再開・緩和等
- 引受再開、緩和(アルメニア、ウクライナ等8ヶ国)
- 引受方針の見直し(ヴェトナム、トルコ等6ヶ国)
- 中長期保険等の引受方針の設定(ブルネイ、ボツワナ等10ヶ国)
4.EM、EF格バイヤーの引受拡大
EM格、EF格バイヤーに関する個別保険において、これまでは仲介貿易契約の場合のみ、個別保証枠の範囲内で船後信用危険をお引き受けしていますが、輸出契約・技術提供契約の場合もご利用いただけるようになります。
5.GE格バイヤーの対象拡大
これまでは、政府関係特殊法人及び政府が直接出資する者のみをGE格として取り扱ってきまし たが、「代表者任命権」、「設立根拠法」又は「政府による予算承認権」等政府によるコントロールを根拠として、政府が過半を間接出資する者(孫会社等)も GE格に含めることとします。
6.前払輸入保険の引受基準について
- G、EE、EA格バイヤーに係る前払額上限額を200億円に拡大します。
- EM、EF格バイヤーに係る信用危険はてん補しないこととします。
7.引受方針の適用日
現在通知日の翌日から起算して5営業日を新引受方針の適用日としていますが、引受再開及び引受停止の場合には、短期個別のみ公表日(NEXIホームページ掲載日)の翌日を実施日とします。
8.サービサー回収の開始
信用事故債権の残高の多い中国、韓国、マレーシアを第一次対象地域として、サービサーを活用した回収制度を開始します。この制度を活用し、回収に係るお客様のご負担を軽減します。
9.新環境ガイドラインの部分実施
完全実施を1年後に控え、新環境ガイドラインを部分的に実施します。また、JBICと協力し、適切かつ効率的な環境社会配慮確認を行い、お客様のご負担を最小限にするよう努めます。
10.手続きの簡素化
- 添付書類の簡素化
保険申込み時の内諾書、保険金請求時の危険発生通知・損失発生通知等の写し等提出書類を簡素化します。
- バイヤー登録、通知におけるFAXの活用
7月1日から、バイヤー登録(PU及びPN格への登録の場合等)や登録結果の通知について、FAXを活用することができるよう手続きを改正しました。
11.約款英訳のホームページ掲載
貿易一般保険約款の英訳(仮訳)をNEXIホームページに掲載します。