海外投資保険の新しい運用について
2002年9月25日
独立行政法人 日本貿易保険(NEXI)
独立行政法人 日本貿易保険は、我が国の在外資産をさまざまなリスクから守る海外投資保険について、2002年10月1日より以下の運用を新たに開始します。この結果、日本貿易保険の海外投資保険は、
- 世界各国の輸出保険機関等による同種の保険の中で、対象リスクの範囲は世界最大となります。
- 日本国内にある資産と比べて、よりさまざまなリスクに直面する可能性が高い在外資産に対して、既に取得・保有している資産についてもリスク管理が可能となります。
新しい海外投資保険のポイントは以下のとおりです。
ポイント1~3の詳細はこちら(PDFファイル:457KB)
1.保険の対象が広がります。
- これまでは新規投資のみを対象としてきましたが、今後は既存投資もてん補の対象とします。
2002年10月1日から1年間は既存投資案件に対する保険の引き受けを行います。 |
2.保険設計の自由度が高まります。
- 保険延長の際には1年毎の更新が可能となります。
- 業績を理由とした保険金額の変更が可能となります。
- 為替変動を理由とした保険金額の変更が可能となります。
- 分割送金の場合の保険料は月割計算となります。
3.支払保険金がわかりやすくなります。
- 投資先の簿価純資産額が支払保険金の基準となります。
ポイント4~5の詳細はこちら(PDFファイル:344KB)
4.リスクの幅が広がります。
- 天災やテロ行為による損失のカバーが基本リスクとして加わります。
- 外国政府等による契約違反の結果として生じる損失をカバーします。
- 外国政府等による政策変更の結果として生じる損失をカバーします。
- 投資先企業による第三国への再投資についても保険の対象とします。
5.申込み手続きが簡単になります。また、その他手続きの簡素化も実施します。