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地域 |
1999年度 |
2000年度 |
対前年度比(%) |
アジア |
31,424 |
35,383 |
11 |
北米 |
39,040 |
36,726 |
▲6 |
中南米 |
7,861 |
12,239 |
56 |
欧州 |
26,878 |
22,362 |
▲15 |
中東 |
6,119 |
5,683 |
▲7 |
アフリカ |
2,592 |
2,118 |
▲18 |
オセアニア |
3,950 |
3,399 |
▲14 |
合 計 |
120,247 |
108,116 |
▲10 |
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アジア地域は、1997年のタイで発生した通貨危機以後、インドネシア、韓国等への経済危機が拡大し、引受金額が98年度、99年度と連続して減少していましたが、2000年度、ようやく増加に転じました。2000年度の引受金額は、3兆5,335億円と、前年度に比べ、3,339億円(前年度比11%増)の増加となりました。
国別の引受金額を見ると、前年度大型案件の引受があったタイ、インド等で減少したが、中国、マレーシア、フィリピン及び韓国で大幅に増加、また中央アジアのウズベキスタン、アゼルバイジャン等の引受金額も増加となりました。
北米地域は、カナダの引受金額は横這いでしたが、米国の引受金額は、好調な経済を背景に、一般機械等が増加しながらも、自動車の減少幅がそれ以上であったため、北米地域の引受金額は、2,314億円減の3兆6,726億円となりました。
中南米地域は、アルゼンチン、チリ、プエルトリコ等で引受金額が減少しているものの、メキシコ、ブラジル、コロンビア、ヴェネズエラ、ペルー等で引受金額が大幅に増加、特に、ブラジルの石油関連とメキシコの電力関連で大型案件の引受があったこと等から、引受金額は、1兆2,239億円、前年度に比べ、4,378億円(前年度比56%増)の大幅な増加となりました。
欧州地域は、鋼材と船舶の引受金額が増加したものの、自動車の引受金額が大幅に減少しています。国別の引受金額では、フランス、デンマーク、スウェーデン、ハンガリーなどで増加したものの、ベルギー、ドイツ、オランダ、スイス、ポーランド等で減少幅が大きく、2000年度の引受金額は、前年度に比べ、3,947億円減の2兆2,362となりました。
中東地域は、サウジアラビア、オマーンの引受金額が大幅に増加したが、イランと99年度に大型案件の引受があったアラブ首長国連邦の引受金額の減少幅が大きく、2000年度の引受金額は、前年度に比べ、436億円減の5,683億円となりました。
アフリカ地域は、多くの国々が経済困難に直面しており、貿易保険が中長期案件を引き受けることができる国が限られるなど、短期案件が中心となっています。2000年度の引受金額は、ケニアなど一部の国で引受金額が増加しているものの、アルジェリア、エジプト等で中長期案件の引受金額が減少したことから、前年度に比べ、474億円減の2,118億円となりました。
オセアニア地域は、グァム、フィジー等で引受金額が増加していますが、主要な引受国であるオーストラリアとニュージーランドの引受金額が減少しており、2000年度の引受金額は、前年度に比べ、551億円減の3,399億円となりました。 |
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