台湾／台湾高速鉄道向け増備車両輸出案件（貿易一般保険の引受）

　株式会社日本貿易保険（NEXI：代表取締役社長　黒田篤郎）は、台湾において株式会社日立製作所、株式会社東芝、東芝インフラシステムズ株式会社等で構成されるHitachi Toshiba Supreme Consortiumが台灣高速鐵路股份有限 公司(以下、台湾高鐵)より受注した新型高速鉄道車両12編成輸出案件について、貿易一般保険の引受を決定いたしました。

　台湾高鐵は、日本の新幹線システムを導入して2007年に開業し、台北と高雄間の350kmを結んでいます。本件は、2000年に本邦企業連合が車両地上設備一括で受注し、国内700系新幹線車両をベースにした700T型30編成で営業運転開始した台湾新幹線プロジェクトについて、需要好調につき新たに12編成を、最新のJR東海N700S系新幹線をベース車両として台湾仕様に適合するよう一部設計変更を行い、供給するものです。世界に類を見ない安全・信頼性を実証済みである日本の新幹線システムの導入及び新型車両導入により、さらに多くの人が環境に優しい移動手段として鉄道を選択することが期待されます。

　NEXIは2000年の本邦企業連合の受注以降、保険を通じて台湾向け新幹線システム輸出を支援しており、日本政府が「インフラシステム海外展開戦略2025」で掲げるモビリティ・交通分野の海外展開に資する取組に位置付けられます。
　NEXIは、今後も日本の政策金融機関として、本邦企業による輸出を積極的に支援してまいります。

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