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貿易保険とは

保険金支払事例紹介

NEXIの貿易保険の主な取引やリスク別の保険金支払事例をご紹介します。

輸出取引
代金回収不能
輸出取引の保険金支払い事例 <代金回収不能・信用(船積後)> 〜バイヤーの不払いにより損失が発生したケース〜
事故概要
欧州のA国のバイヤー向けに家庭用品・雑貨を輸出したが、バイヤーから決済期日に代金の支払いがなされず、そのまま3ヶ月が経過した。
被保険者(=輸出者)は、NEXIから約1,500万円の保険金を受領。
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輸出取引の保険金支払い事例 <代金回収不能・信用(船積後)> 〜バイヤーの破産により損失が発生したケース〜
事故概要
北米のB国のバイヤー向けに大型建設機械を輸出したが、バイヤーはリーマンショック等の影響を受け、業績が悪化。決済期日前に破産手続きが開始したため、決済期日には代金の支払いがなされなかった。被保険者(=輸出者)はNEXIから約10億円の保険金を受領。
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輸出取引の保険金支払い事例 <代金回収不能・非常(船積後)> 〜現地国政府の外資不足により損失が発生したケース〜
事故概要
中南米のC国に数年にわたり自動車部品の輸出を行ってきたが、外資不足を理由に中央銀行の外資割当がされなかったことにより、決済がされず代金回収不能となった。被保険者(=輸出者)はNEXIから約200億円の保険金を受領。
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輸出取引(サプライヤーズクレジット)の保険金支払い事例 <代金回収不能・非常(船積後)> 〜現地国政府の送金規制により損失が発生したケース〜
事故概要
中南米のD国のバイヤー向けに発電プラントを輸出。その代金は12年の延払いとなる契約であった。貨物の船積後、D国の国債がデフォルトしたことを機に、D国では変動相場制や外資送金の規制措置が導入された。その結果、延払代金の各支払日に代金決済ができなくなった。被保険者(=輸出者)はNEXIから約125億円の保険金を受領。
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輸出不能・増加費用
輸出取引の保険金支払い事例 <輸出不能・信用(船積前)> 〜バイヤーが破産し損失が発生したケース〜
事故概要
アジアのE国のバイヤー向けに船舶の輸出契約を締結。完工間際にバイヤーが会社更生手続きを申請したため、船舶の輸出ができなくなった。被保険者(=輸出者)はNEXIから約20億円の保険金を受領。
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輸出取引の保険金支払い事例 <輸出不能・非常(船積前)> 〜第3国による経済制裁により損失が発生したケース〜
事故概要
中東のF国のバイヤー向けにLC決済条件にて発電所機器の輸出契約を締結。F国に対し、EU制裁が発動し、LC発行銀行の取引が停止され決済手段がなくなったため、貨物の輸出ができなくなった。被保険者(=輸出者)はNEXIから約2億円の保険金を受領。
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輸出取引の保険金支払い事例 <輸出不能・非常(船積前)> 〜政変により損失が発生したケース〜
事故概要
中東のG国のバイヤー向けに完成車の輸出契約を締結。保険責任開始後、北アフリカ地域で発生した民主化デモがG国に波及し、事実上の内戦状態に陥った。港が使用不能となったため、貨物の輸出ができなくなった。被保険者(=輸出者)はNEXIから約3億円の保険金を受領。
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輸出取引の増加費用に対する保険金支払い事例 <増加費用・非常> 〜港湾ストにより増加費用が発生したケース〜
事故概要
貿易一般保険に増加費用特約を追加。北米のH国のバイヤーに鉄鋼製品を輸出。貨物を荷揚げする港湾において、ストライキが発生し、貨物船は1週間滞船を余儀なくされた。ストライキが解消し、荷揚げ後貨物はバイヤーに渡ったが、滞船に掛かる費用の支払は拒否され、被保険者が負担することとなった。被保険者(=輸出者)はNEXIから約125億円の保険金を受領。
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その他のお取引
前払輸入取引の保険金支払い事例 <前払金回収不能・信用> 〜バイヤーの前払金の未返納により損失が発生したケース〜
事故概要
南アジアのI国のサプライヤー(格付はEA格)と輸入契約を締結。前払金を支払ったものの、サプライヤーの経営不振により、貨物が納入されず。契約に基づき、前払金の返還請求を行うも、期日より3ヶ月経過後も返還がなされなかった。被保険者(=輸入者)はNEXIから約2,000万円の保険金を受領。
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海外投資の保険金支払い事例 <1ヶ月以上の事業休止・非常> 〜自然災害により損失が発生したケース〜
事故概要
日本企業がアフリカのJ国に鉱山開発会社を設立。事業地一帯にサイクロンが発生したことにより、事業会社において、1ヶ月以上の事業休止が発生。事業会社の純資産額が毀損し、損失が発生。被保険者(=投資者)はNEXIから約30億円の保険金を受領。
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保険金支払い事例 <海外投資保険> 〜自然災害により損失が発生したケース〜
事故概要
日本企業が南米のM国に鉱山開発会社を設立。保険責任期間中に新型コロナウイルス感染拡大に起因した外出禁止令が発令され、1ヶ月以上の事業休止となった。その結果、事業会社の純資産が毀損し、損失が発生。被保険者(=投資者)はNEXIから約10億円の保険金を受領。
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保険金支払い事例 <海外投資保険> 〜権利侵害により損失が発生したケース〜
事故概要
日本企業が相手国政府の誘致を受けて、アジアのN国に通関業務を行える倉庫事業会社を設立。保険責任期間中に、当該国政府が通関を突如禁じる命令を発出。交渉をしても説明が一貫せず、再開が見込めなかったことから事業不能となった。 その結果、事業会社の純資産が毀損し、損失が発生。一連の事態を受け、NEXIは当該国政府による権利侵害を認定。被保険者(=投資者)はNEXIから約3,000万円の保険金を受領。
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融資取引(バイヤーズクレジット)の保険金支払い事例 <貸付金回収不能・信用> 〜バイヤーの不払いにより損失が発生したケース〜
事故概要
東欧のK国のバイヤー向けに発電設備を輸出。その代金は本邦銀行及びJBICの融資によってまかなわれた。その後、バイヤーはリーマンショック等の影響を受け、業績が悪化。返済期日より3ヶ月経過後も借入金の返済がなされなかった。被保険者(=本邦銀行)はNEXIから約50億円の保険金を受領。
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融資取引(親子ローン)の保険金支払い事例 <貸付金回収不能・非常> 〜現地政府の権利侵害によって損失が発生したケース〜
事故概要
日本企業は南米L国において機関車リース事業を行う子会社向けに親子ローンによる資金供与を実行。リース資産の引き上げを行おうとしたところ、現地政府から差し止めを受けたため、子会社は長期の事業休止に陥り、親子ローンの返済不能となった。被保険者(=融資者)はNEXIから約8億円の保険金を受領。
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貿易保険利用時の留意点

貿易保険をご利用いただくうえでご留意いただきたい点は、約款や重要事項説明書で記載をしていますが、
ここでは事故のご相談をとおしてお客様に改めてお伝えしたい留意点等をご紹介します。

保険金請求時の留意点

損失等発生通知後から保険金請求までのご留意点や、保険金請求時にご提出が必要な資料のうち、任意様式のものについて、雛形をご紹介します。

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